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トランスパーソナルの世界「アルタードステーツ/未知への挑戦」

■2020/04/23 トランスパーソナルの世界「アルタードステーツ/未知への挑戦」

映画館にも行けないので、ツタヤのDVDで「アルタードステーツ/未知への挑戦」という映画を鑑賞。

1979年制作アメリカのSF映画でトランスパーソナル心理学の世界。

(おおよそのところ当時のトラパーが現在のスピチュアルの世界になった)

脳科学者であるジョン・リリー博士が行った実験で、アイソレーションタンク(感覚遮断装置)を用いることで変性意識状態に入るという実際にあった話がモチーフ。

変性意識とは、一種の恍惚状態とか、宇宙に飛び出したような意識とか、過去世がよみがえるとか、要するに日常とは異なる特別な意識状態のこと。

写真は実際にセラピーで使われている最近のアイソレーションタンク。

人の体温に保たれたエプソムソルトという塩水の中に寝る…

なんと東京でも受けられるようで、リラクゼーション効果はあるのでしょう。

映画の中のアイソレーションタンクはもっと怪しいもので、メキシコの秘境で入手した幻覚剤も服用しつつ実験が行われる。

今は新型コロナの影響で人に触れること、物に触れることに気を使うことになってある程度の感覚遮断の状態…

そもそも「自分」と「他者」を分けているものは、私たち一人一人がもっている皮膚の皮ですよね。

自分の皮膚の内側にある肉体が「私」ということ。

進化論的にいうと、私たちの遺伝子の中には、魚類、両生類、爬虫類、哺乳類のメモリーが刻まれているという。

リリー博士は、アイソレーションタンクの中で太古の時代の生命の根源に帰れると考えた。

そのリリー博士をモデルにした主人公エドワードは自らアイソレーションタンクに入り、異様な世界に入り込む。

そしてついには、猿人に…

日々の瞑想や祈りを通して私たちの感覚が個を超えて広がっていくことで、悟りの意識や聖なる世界に入れる…

しかし、それを人為的に無理に行うことは大きなリスクを伴う。

集合的無意識を存在を唱えたユングもかなりおかしかった…

非常事態宣言の今も、不自然な隔離状態を強いられストレスが溜まりますが、もしかしたら大きな変容のチャンスでもあるかもしれません。





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