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怒りについて チェ・ゲバラの問い
- ■2020/05/28 怒りについて チェ・ゲバラの問い
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緊急事態宣言が解除され、少しずつ街に人が戻りつつあります。
しかし、これからの第二波、そして、未曽有の経済パニックが心配される…
観光シーズンなのにどこに行けない、レストランで美味しいものが食べられない…
人々の心の中にはイライラや鬱積した感情が溜まって…
その怒りが政治家に対する過度な批判になったり、自粛警察になったり、SMSでの誹謗中傷になったり、或いは内向してうつや自殺衝動になったりいする。
怒りは喜怒哀楽の感情の中で一番コントロールが難しい感情だといいます。
自分の権利が侵害されたり、身の危険を感じたりすると怒りがででしまうもの…
つまり、生存欲求に結びついた感情だけに制御できないこともある…
タイはほほえみと癒しの国といわれます。
彼らは穏やかな国民性だと思われがちですが、凶悪犯罪の率が結構高い。
日本の職場で上司が部下を怒ることはよくあることですが、タイの人は人前で怒られることを非常に屈辱に思うらしい。
大人しいようにみえても、鬱積したものが一度爆発してしまうと…
長期的に海外に滞在する場合は、そういった民族性の違いに気を付ける必要があると教えられたことがあります。
怒りを抑圧するのではなく、うまく発散させることは心身の健康のために必要なことです。
アドレナリンが出るとやる気もでてくるもの…
そして、確かに正義の怒りというものは必要でしょう。
アルゼンチンの革命戦士チェ・ゲバラはTシャツにもプリントされるかっこいい男。
世界一売れているらしい。
あるとき「あなたの絶対的自信はどこから?」という質問にゲバラは答えた。
「自信とかではなく怒っているんだ、いつも。怒りは、憎しみとは違う。憎しみから始まる戦いは勝てない」(映画「エルネスト」より)
1959年、そのゲバラが来日して、広島の原爆ドームや原爆資料館を訪れた時に、「アメリカにこんなことをされて、日本人はなぜ怒らないのか」といった。
ゲバラの疑問も分かるけど、日本人には戦いを嫌った縄文人の血が流れているから?…
私たちの内側にあるストレスをどう扱うか…
コロナが与えた課題かも…
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