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京王線殺傷事件について 自己嫌悪…鬱…コロナ…ハロウィン…
- ■2021/11/11 京王線殺傷事件について 自己嫌悪…鬱…コロナ…ハロウィン…
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ジョーカー服の男による京王線殺傷事件。
アメリカのように銃が所持できる社会であったら、乱射事件になっていたかも…
怒りの暴発は、なぜ起きたのか?
もちろん、凶悪犯罪であり、しかるべき刑罰は課せられるべきです。
しかしそれだけではこのような事件は根絶はしない。
現にすでに九州新幹線では真似た放火事件が起きてしまった…
臨床家としては、事件の深層にあるものはなにか、そして、彼が癒され、救われるにはどうしたら…という思考回路が回ります。
そして、社会はそのような人に対してどう対応していくか…
犯人は事件を起こす前に恋人との破局があっというが、それはトリガーにすぎないでしょう。
彼は本来冷静な男というかんじで、計画的な犯行…
かといって、映画バットマンにでてくるジョーカーのように良心の欠落したサイコパスまではいっていないと思います。
ただ、ジョーカーの服装からは演技性パーソナリティ障害が疑われる。
ジョーカーに成りきってしまったのか…
そして、根底にある鬱
いろいろ思いつめて、人を二人殺して、自分も死刑になるという結論に至ったその絶望感…
人とのつきあいがうまくいかなかったらしいので、発達障害、コミュニケーション障害的なものがあったかも。
そのあたりからの自己嫌悪…鬱…
鬱は怒りが内向したもの。
それが、一気に外に向いたのかも…
社会に対してというか、むしろ自分の家族への復讐…
自分が事件を起こせば、家族も社会から非難を受ける…
さらに事件の背景には、コロナ禍とハロウィン…
コロナ禍によってストレス発散の場がなくなり、閉塞感から希死念慮が増した…
そして、悪魔的な雰囲気をもつハロウィンの仮装。
ハロウィンの習慣が日本に広まるのは私は反対です。
今後も犯罪の温床になると思います。
犯人はまだ若いので、刑務所に入ればまたいろいろと心境の変化が生じると思いますが、現実が受け入れられず統合失調的な方向に向かう可能性もあるでしょう。
心理療法な治療では限界があるかんじがします。
マスコミが報道するのは氷山の一角。
かなり根深い心の闇…
彼の場合、宗教的な救いが必要かと思います。
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