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ポンペイ遺跡になにか親しみを感じる…
- ■2022/02/17 ポンペイ遺跡になにか親しみを感じる…
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西暦79年のある日、南イタリアの人口二万人ほどボンペイの町に、爆発したヴェスヴィオ火山から、火山灰と軽石が降ってきた。
その時点では人々は大したことではないと思っていたのかもしれない。
しかし、翌日、恐ろしい火砕流が町を一瞬にして廃墟にしてしまう。
まだキリスト教が広まる前のローマ帝国ということで、死後の世界というようなものを反映した遺物はない。
地中海の明るい太陽の元でワインを飲み、現世を楽しく生きていた人々であったらしい…
19世紀に発掘されたアレキサンドロス大王のモザイク画は邸宅の床に嵌められていたもの。
上野の国立博物館での臨場感のあるポンペイ遺跡の展示は見もの。
ポンペイの町には、ローマ人のみならず、エトルリア人、ギリシア人もいて、多様な文化が融合してたのだろう。
特に芸術面でのレベルノ高さには驚かされる。
ギリシア・ローマ時代の彫像のプロポーションの美しさは、東洋の仏像における内面性の美しさと対比される…
しかしながら、西洋と東洋との違いというのも、概略的なもの。
私はポンペイには行かなかったが、ローマやミラノ、そして、ポンペイの手前のナポリまでは行ったことがあります。
パスタゃピザ、そして、ワインは日本人の好物であり、ローマには松(笠松ということで形は独特ですが…)が多いのに驚かされ、日本的な風情に親しみを感じました。
焼きたてのパンがそのまま化石化している…
当時、魚醤(ガルム)を使った料理が随分あった。
おそらくは現代の日本人の口にも合うのではないだろうか。
むしろ、同じ東洋でもインドは民族性にも食べ物にも違和感を感じるもの…
また、イタリアは、白人の国といってもアメリカやイギリスの個人主義とは違い家族の絆が強い。
日本ほどではないにしても、引きこもりの問題もあるらしい…
最近はそのための家族会も発足しているとのこと。
当時の有力者の家が模型で再現。
当時の家庭内でも、様々な問題はあったのでしょう。
しかし、天変地異によってそれらも一瞬にして無に帰してしまった…
トンガの爆発はかなり大きかったらしい…
富士山、或いは白頭山の爆発というのも、これから現実に起こりうること…
1日1日を大切にしたいと感じました。
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