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「すずめの戸締まり」は今の日本に必要な神道ストーリー

■2022/12/01 「すずめの戸締まり」は今の日本に必要な神道ストーリー

新海誠の最新作「すずめの戸締まり」

「君の名は」「天気の子」と新海誠の作品は、神道的な背景をもっていたが、今回の「すずめの戸締り」は特に…


主人公の17歳岩戸鈴芽(すずめ)

岩戸は太陽神天照大神がお隠れになった場所。


「すずめ」という名前について、新海監督は、天照大神を岩戸から誘い出したアメノウズメを意識したということだが…

それ以外にも、鎮魂、つまり、しずめ…

言霊としての鈴を鳴らす女(め)…シャーマン…

さらに、

すずめの舌を切った強欲なおばあさんも最後は回心するという「雀のお宿」の昔話を連想させる。

主人公は、スーパースターの救世主ではなく、小さな雀みたいな普通の女子高生…

 
ストーリーのパートナーは、宗像草太。

宗像草太の宗像は、宗像三女神のことか…

福岡、そして、玄界灘の島々で祀られているが…

深読みすると、外国の脅威から日本を守ってくれる神々。
 
 
ダイジンという謎のネコもキーキャット?

それともキーパーソン?

「多くの人が死ぬ」とすずめに予告する祟り神…

元々は右大臣だった、大宰府天満宮の菅原道真とか???
 
そのダイジンによって、

草太は、「三本足の椅子」に変えられ、すずめの幼少期と同一化…
 

3.11のトラウマ…

ロシア、中国の脅威…

コロナ禍によって集合的無意識に潜む「大ミミズ」のように鬱積している感情…

さらにこれから起きるかもしれない災いを防ぐには…

政治経済などの外側にある国際問題の解決よりも、

人の心の中にある邪悪なもの…

それらをすべて無くすことはできないにしても、

いかに封じ込めるか、戸締りするかが重要なんのかも…

邪悪なもの存在にも、何らかの意味があるのか…

 
「かけまくもかしこき日不見(ひみず)の神よ
遠つ御祖(みおや)の産土(うぶすな)よ
久しく拝領つかまつったこの山河
かしこみかしこみ謹んでお返し申す」

草太が、自然界に対して、切に祈る…

日不見(ひみず)の神とは ???

ネットで調べてみると…

モグラに似て、モグラよりも小さい生物らしく、ミミズなどを捕食しているようだ…

今回の「大ミミズ」も捕食するということなのだろうか…


私たちは普段目にすることはなく、名前も知られていない小動物。

そのような隠れキャラ「日不見(ひみず)」を神と呼び、自然の営みを畏怖する日本人の宗教観。

他の国にあるのだろうか 。

なんかすごいかんじがする!!!







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