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日本人の心もえぐるロシアの反戦映画『戦争と女の顔』

■2024/07/25 日本人の心もえぐるロシアの反戦映画『戦争と女の顔』
明治時代、私の曽祖父はお茶の水のニコライ堂の神父であり、キエフの神学校に留学していたことがあります。

さらに、祖父も神父を目指してキエフに行きましたが、断念して外交官になり、終戦はハルビンで迎えました。

私は、その祖父に可愛がられ、父親は山形の酒田港で入国審査の仕事をしていた関係で、

私はソ連の船に乗せてもらったこともあり、ウクライナやロシアの文化に親しみを覚えます。

 

『戦争と女の顔』はロシアの反戦映画

現在ロシア国内では上映禁止らしい。

舞台は戦後1945年のレニングラード

「のっぽ」とあざ名されるイーヤは元女性兵士

映画のパンフレットには、イーヤはPTSDに悩まされ、ときどき発作が起きると記されているが…

実際に映画を観ると、発作ではなく、全身の硬直と乖離であり、これは…

PTSDではなくて、統合失調症の一種ではないのか…


いずれにしても戦争はイーヤから優しい微笑みを奪ってしまった…

子育てができるような状況ではないと思えるが…

同じ女性兵士マーシャから預かっていたパシュカを預かり、死なせてしまう。

その罪悪感に囚われて、イーヤはマーシャに服従してしまう…

マーシャはマーシャで、戦場で生き延びるために娼婦をしていた。

依存と共依存// \\

周囲の男たちのコンプレックスも絡み合い…

ナチス侵攻時の激しい戦場のシーンはなく、淡々と物語は進んでいくが…

有史から長く続いてきた大陸の興亡の歴史を感じさせる映画。

 
日本は海という自然の要塞に守られてきた~~~

しかしながら、陸続きの大陸の生活では、異民族がいつ侵入してくるか分からない〰〰〰

同じ民族同士であっても安易に相手を信用することもできない。

生きるためには、どんなことでもしないと…

 
日本人のルーツとされる縄文人も元々は東南アジアの方から来たということが分かりつつあるという…

さらに、縄文、弥生以外にも、大陸の様々な遺伝子が混交しているのが日本人のアイデンティティ。

ロシア文学やロシア民謡は、日本人の心の琴線に触れるものがあるのもそのせいなのか??

表面的には別物に見えても、深いところでつながっているような…


マトリョーシカは、明治時代に箱根の正教会の施設に来ていたロシア人が、七福神人形を元にして作ったものらしい…

プーチンには我々と同じモンゴロイドの血が入っていると感じます。


 
現在長く続くウクライナ紛争、

さらにイスラエル(ロシア系のユダヤ人が多い)のガザ地区の攻防


戦争中は、ひたすら生きる伸びることに必死にならざるをえない…

トラウマは抑圧されてしまうが…

その後、平和な時代になってから、

心の病は顕在化する…

そして、さらに形を変えて次の世代にも受け継がれけてゆくもの…


 



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